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自画自計
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僕らのスタンダード
引かれたレールの上に夢や希望があった 誰もが歩けそうなレールの上を ニューミュージックのエイトビートが 僕らの足取りを後押しした いつしか「POP」なんて呼び合って 僕らの常識が 僕らの今日が 僕らの恋が POPに染まった どこで間違えたの どこで踏み外したの 僕らのスタンダード 最終話はいつもハッピーエンドだったのに 恋する事に恋をしていた そんな僕らだった 未熟さと不器用さを愛してた 傷つかないように 傷つけないように 白手袋をした鑑定士の振る舞い いつしか 友達みたいな距離感ばかりで 嫉妬も寂しさも 電車のベルで手を離せない そんな僕らはどこへ 何に気づいたの 何を知ってしまったの 僕らのスタンダード 夢の続きはいつもノンフィクションだったのに
yuji
3 日前読了時間: 1分


Still
最後に言おうと決めていた 全てを伝え始める前から 神様を見たことはないけど 愛ならはっきりと見たんだ 最初に聞きたい事 知らなくてもいい事 最後に聞いてしまう事 知ってはいけない事 そんな最初と最後の間を ぐるぐると行ったり来たり 見た物は触れてみたいんだ 触れたら見えてくる物がある 最初に感じた事 それは忘れられない事 最後に感じる事 それは忘れてしまいたい事 まだ 伝えられず 触れられず 見えたまま
yuji
7月31日読了時間: 1分


No unhappy
大丈夫って言ってみる 言い聞かせている どこまでが大丈夫なのか よく解らないけど 売れ残りみたいな私の気持ち なぐさめては 痛みをかばうように 大切に抱いている 不幸にならいつでもなれる そう思えたら 今はまだ不幸じゃない そんな気がしてきた 感情のない刺激に慣れすぎていないか 手触りの無い温もりに触れすぎていないか 綺麗ごとを辞めようか 夢の終え方とか 嘘のかばい方とか 欲しい物を口にしようか 神様の助けとか 君の寂しさとか 私はここで何をしているのだろうか 口を閉じながら 歌を歌っている
yuji
7月26日読了時間: 1分


この恋フィフティー・フィフティー
優しい午後を見つめるジャズの音域 ギンガムチェックの薄い格子に触れて 捨て猫を拾い上げた両手のように 置き場所を無くした私を毛布で包む オブラートのような白いカーテンが 夢の続きを夢の中で見るように揺れて あなたとの距離を 測れない温度を 割り切れなくなるまで感じ合ってみる 見えてきたものは二つに一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー 午後の憂鬱はもう沈み始めている 触れた気持ちが 赤く焼けていく 火照りを隠すように恋に化粧をさせて 動けない二人 シルエットが伸びていく 何も聞こうとはしない二人で一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー
yuji
7月21日読了時間: 1分


まだ僕には書けない詩
空の色を選べずに 青空にゆううつを感じて 古びた煙突が突き刺さった景色に 無言のままの僕がいる そして君の微笑を思い浮かべ 劣等感を抱きしめて 等身大の僕をなぐさめている イヤフォンから流れる誰かの恋心 重ね合わせるような物語が僕にはあるのか イヤフォンから流れる誰かの寂しさ 僕の寂しさはどの歌と一緒なのだろうか 青いだけの空に煙突が突き刺さっている プレイリストを眺めたまま
yuji
7月13日読了時間: 1分


マイル
車を止めて ボンネットを開ける 焼けそうなこの胸に 呼吸をさせる 空がこの道を走るような地平線 見つめた先は 確かに星の表面で アクセルを踏み込む感触 押し返す胸の反動 君へ向かう最短距離は もう重力を失い始めている 今日の僕は 君に何マイル進んだの 星を駆ける胸の音 君も気づく頃 君にたどり着くのは 僕が先か 僕の想いが先か
yuji
7月8日読了時間: 1分


エラーコード
呼吸のひとつもまともにできない 主導権を完全に握られた感情 触れては消えて 見つめては光る チカチカと音を立てる蛍光灯 愛の加害者が 恋の被害者へ落ちていく 問われているのは 寂しさの在りか ありきたりの仕草を アリバイにして 都合のいい言葉を 証拠に貼り付ける 慣れた指先で打ち込んだパスワード エラーコードが本音を誘っている いつもの夜が いつも通りにならなくて 問われているのは 寂しさの在りか ためらいも 恥じらいも 夢の続きも 明日の事も 薄らいでいく ソファーの隅で 呼吸を感じ合えたなら
yuji
6月30日読了時間: 1分


サヨナラのあと
今日のサヨナラの後 次の約束は交わしたけど 同じ気持ちで会えるだろうか 変わらずに変わっていく それだけなのに 二度目の君は 瞬きを繰り返している こちらをちゃんと見ている 僕がいて君がいる それだけなのに 恋人になる日の夜 歩幅を合わせてみる まだ恋人じゃない最後の素振り 愛しては愛される それだけなのに 君と僕の第四話は 夢の続きが知りたくて 同じ朝を迎えたがっている サヨナラがいらなくなる それだけなのに
yuji
6月24日読了時間: 1分


うわさ話
売れる歌と 売れたい歌は 違うらしい 進みたい場所と たどり着く場所は 違うらしい 着たい服と 似合う服は 違うらしい 忘れたい事と 忘れてしまう事は 違うらしい あと何を間違え続けたら 明日を 違う明日に出来るのだろうか 自分を自分でなぐさめたって 明日を上手に生きれるようになるだけで 昨日聞いたうわさ話が今日には真実になる 着たい服を着て 歌いたい歌を歌った人は どこにたどり着くのだろうか 何を守れたのだろうか 今夜の僕は 売れるためなら何でもする そう思われても構わない いや、そう思われたい
yuji
6月18日読了時間: 1分


愛を名乗るものよ
窓の外が明るくなると 部屋の暗さにきづく 誰かの成功を見ると 自分が間違いに見えてくる そんな僕に 微笑をくれる君を見ると なんだか 間違いのままの僕が 正解のように思えてきて 新しい過去が見れずに 古びた未来がやってくる 愛なしで生きてみたり 愛なしじゃ生きれなかったり 愛を名乗るものよ 気まぐれなのか必然なのか 愛を名乗るものよ 弱さに付け込まないでくれ 広い空の下で 浅い呼吸を繰り返しているから 昼下がりのあくびが 生き方を教えてくる 都会へ乗り込んだ僕は この星の住人なのかさえ 疑いながら 確かめながら 口元をおさえている この後、この席を立った後 忘れるんだろうけど 今日とか明日とかじゃない 今、苦しいんだ 愛を名乗るものよ 君が全てなんだと言ってくれ 愛を名乗るものよ どうして寂しさも連れて来るの
yuji
6月11日読了時間: 1分


言の葉が息をする
君の言葉を集めてみる 落ち葉を拾う少女のように 両手いっぱいに抱いた落ち葉を 空高く飛び立たせる この星で音を立てた言葉は ヒラヒラと地球へ帰っていく 肩先に一枚の落ち葉が残る クルクルと指先で回してみる 張り裂けそうな胸の痛み 張り裂けてはくれない胸の痛み いつも半分しか見ていない気がする 葉っぱの表だけとか 手帳に挟むように 思い出に閉じ込めた君の言葉は まだ張り詰めている まだ繋がっている 糸電話ぐらいの距離で そこにいる 言の葉が息をする 君の声で
yuji
6月4日読了時間: 1分


マーブル模様
人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 僕の表面を音を立てず滑らかに進んでくる 渦を巻くように 心に回り込んでくる 優しく正しさを失い マーブル模様を描く 好きと伝えただけなのに君に欲張りを教えてしまう 不安を確かめるように 熱を帯びていく指先 熱を感じれば感じるほど 唇で閉じ込めようとする 僕の部屋に君の気配が溶けて 夜の湿度を変えていく そうやってキャラメル色に染まっていく 甘さいっぱいの苦さか 苦さいっぱいの甘さなのか 求め合えば合うほど どちらでも構わない 二度と黒と白には戻らない そして戻れない 苦さにおびえる僕と 甘さにおびえ始める君 人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 独り占めしたくて 君を濁らせてしまう
yuji
5月29日読了時間: 1分


サクセス
けだるい朝だった いつもの朝だった どんな朝を迎えても 最初に心の声がやってくる おしゃべりする暇はない 無視をして家を飛び出す ベルが鳴るホームへ駆け上がり 閉まりかけの防犯扉に滑り込む 気分はスパイ映画の脱走シーン 今日のミッションをクリアして 後は満員電車の他人に身を任せる 疑いもせず ためらいもせず 心の声に隙を与えないように 耳をふさぐように雑音を集める まだ未来はいくらでもあるからって 心の声を黙らせながら生きてきた 面接官に長所と短所を聞かれた 長所は自分を誤魔化せること 短所は自分を誤魔化していること さあ、面接官よ どう思う 俺は合格か不合格か
yuji
5月24日読了時間: 1分


恋人の顔をして
今日も悲劇が画面の中で音を立てている 「なぜ」で「どうして」をかき混ぜるように 私の今日は昨日見たニュースの記憶程度で 「なぜ」が「どうして」を「どうでもいい」にして こんなに幸せでいいのかな 幸せすぎて怖いぐらい そんなセリフの後に事件が起きる ドラマの場面 もう怖くないでしょ 幸せじゃないでしょ 安心でしょ 愛は見えますか 涙は隠せますか テレビは消せますか 恋人の顔をして 恋人の名で呼んで そして抱きしめて もう何度目の「好き」のフレーズ それでも求めてしまう おねがい もう一度言って
yuji
5月19日読了時間: 1分


マジックアワー
画面の45度を狙う 魔法に見えない魔法で 仕方なさそうに 魔法にかかるテレビがあった アンテナを伸ばして 右へ左へと振り回して 空を飛びまわる 君の声を捕まえる電話があった どうだい 魔法みたいな今日はあるかい おとぎ話 みたいな恋に触れているかい 今日僕が唱えた呪文で まだ明日を変えられるの 胸に手を当てて 呼吸を感じたのはいつの事だろう 悲しみを振り払う魔法は分からないけど 夢を見る魔法なら枕元にいつも用意している そんなことしか言ってあげれないけど 赤い糸をたぐるように 君の腰に手を回す
yuji
5月14日読了時間: 1分


リバース クロック
時計の針が逆回転する時計がある 金星ですら逆に回ってる空の下で 何の役にもたたない星空を眺めてしまう 乗り込んだ車体にブレーキはない 本命と宿命を乗り違えたとしても 胸のハンドルひとつで回り込んでいく 正義を気取って投げつけた言葉が 誰かに隠れた私の背中を そっと 正しさのナイフで刺してくる リバース クロック 鏡に映った逆向きの私が真実で 見せたい私が息苦しくて 愛の告白 口にすれば楽になれるの 嫌いな私が ほら 一番許せなくて 一番欲しくて
yuji
5月9日読了時間: 1分


永遠は続く
あんなに欲しいと願った 孤独とか 明日とか差し引いても 欲しかった 選べるものから選んだ 訳じゃない 全部あったとしても 満たせない物 そして時というやつが流れて 手の中を あの時を見つめて どうして欲しかったのかと 永遠はない 終わりはある だから せめて 終わるまで 永遠であってほしい 疑いもせずに 手に入らないものばかり 輝やいている 触れなかったものだけが 綺麗なままで 時間のせいじゃない 僕が汚している 僕の言葉で 僕の仕草で 触れすぎたせいで いっそ 無くしてしまえば 綺麗に輝き続けるの 傷つけては 縫い合わせるような日々だけど 永遠はない 終わりはある それでも 隣で笑う君をみると 何も終わらせられない 終われない
yuji
5月4日読了時間: 1分


ジェリーフィッシュ
ミシン目で繋ぎ止めていた心の隅を 柔らかい手つきでもぎ取られていく チケットを握らされ 証拠を握られる 振り返る僕 出口も入口も見失う 満たされた水槽 同じ景色を泳ぐ人並み 見つめて見つめられて それだけを許し合って ここは 撮影禁止って書いてあるだけ 愛し方と愛され方が 触れたがっている ジェリーフィッシュ 硝子越しに見た誘惑 白さも突き抜けて 何も求めぬ失色の美しさ 水槽を眺めている 独り言を繰り返している ジェリーフィッシュ 時々泳いだふりをする 誰かの影が邪魔をして 隠し事が増えていく もう硝子をなぞりながら 水槽ごと掴みかけている
yuji
4月29日読了時間: 1分


守るべきもの
また約束を 自分との約束をひとつやぶった どうせ何も変わらないと 未来ごとゴミ箱へ 眠ることさえ 何のために目を閉じるのかと どうせ使い捨ての今日 二度と戻らない今日 君を悲しませていい理由なんて どこにもなかった 君の優しさに付け込んだ 自分が嫌いになっただけ そんなわがままで 君へサヨナラを口にしました 君は何も言わず 何も聞かず ただうなずくだけでした 拝啓 春の風はやさしいですね 君に偶然出会えそうな気がします 今、僕の横にいる人は 少しわがままだけど よく笑う子でね 毎日が慌ただしくて 手におえない時もあるけど いとおしく思えてね 相変わらずの僕だけど 君が言葉にしなかった約束 それだけは守りたくて 君はときどき 僕に会いに来るけど 僕も君に 会いに行けているでしょうか 春の風に吹かれているでしょうか あの時 去ったつもりの僕だけど 置いていかれたのは 僕で 守るべきものを 残していった君へ
yuji
4月22日読了時間: 1分


夜の約束
指に飾る宝石 過去の恋を付けたり外したり あの日の約束を ため息で飾ったくすり指 一人のほうが楽だからって 言ってみたけど 恋意外に何をすればいいのか 分からない 悲しい時ばかり 決意をしてきた ほずれた糸を ちぎっては またほどけていく 私の決意 約束の傷跡だけが残る 指先に 包帯を当てる仕草で また指輪を 守りたいものは 守れないもの あなたとした 夜の約束 「また明日ね」を 待っている オーダーメイドした 指先だから 私はまだ あなたに抱かれている
yuji
4月18日読了時間: 1分
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