top of page
自画自計
All Posts


うわさ話
売れる歌と 売れたい歌は 違うらしい 進みたい場所と たどり着く場所は 違うらしい 着たい服と 似合う服は 違うらしい 忘れたい事と 忘れてしまう事は 違うらしい あと何を間違え続けたら 明日を 違う明日に出来るのだろうか 自分を自分でなぐさめたって 明日を上手に生きれるようになるだけで 昨日聞いたうわさ話が今日には真実になる 着たい服を着て 歌いたい歌を歌った人は どこにたどり着くのだろうか 何を守れたのだろうか 今夜の僕は 売れるためなら何でもする そう思われても構わない いや、そう思われたい
yuji
5 日前読了時間: 1分


愛を名乗るものよ
窓の外が明るくなると 部屋の暗さにきづく 誰かの成功を見ると 自分が間違いに見えてくる そんな僕に 微笑をくれる君を見ると なんだか 間違いのままの僕が 正解のように思えてきて 新しい過去が見れずに 古びた未来がやってくる 愛なしで生きてみたり 愛なしじゃ生きれなかったり 愛を名乗るものよ 気まぐれなのか必然なのか 愛を名乗るものよ 弱さに付け込まないでくれ 広い空の下で 浅い呼吸を繰り返しているから 昼下がりのあくびが 生き方を教えてくる 都会へ乗り込んだ僕は この星の住人なのかさえ 疑いながら 確かめながら 口元をおさえている この後、この席を立った後 忘れるんだろうけど 今日とか明日とかじゃない 今、苦しいんだ 愛を名乗るものよ 君が全てなんだと言ってくれ 愛を名乗るものよ どうして寂しさも連れて来るの
yuji
6月11日読了時間: 1分


言の葉が息をする
君の言葉を集めてみる 落ち葉を拾う少女のように 両手いっぱいに抱いた落ち葉を 空高く飛び立たせる この星で音を立てた言葉は ヒラヒラと地球へ帰っていく 肩先に一枚の落ち葉が残る クルクルと指先で回してみる 張り裂けそうな胸の痛み 張り裂けてはくれない胸の痛み いつも半分しか見ていない気がする 葉っぱの表だけとか 手帳に挟むように 思い出に閉じ込めた君の言葉は まだ張り詰めている まだ繋がっている 糸電話ぐらいの距離で そこにいる 言の葉が息をする 君の声で
yuji
6月4日読了時間: 1分


マーブル模様
人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 僕の表面を音を立てず滑らかに進んでくる 渦を巻くように 心に回り込んでくる 優しく正しさを失い マーブル模様を描く 好きと伝えただけなのに君に欲張りを教えてしまう 不安を確かめるように 熱を帯びていく指先 熱を感じれば感じるほど 唇で閉じ込めようとする 僕の部屋に君の気配が溶けて 夜の湿度を変えていく そうやってキャラメル色に染まっていく 甘さいっぱいの苦さか 苦さいっぱいの甘さなのか 求め合えば合うほど どちらでも構わない 二度と黒と白には戻らない そして戻れない 苦さにおびえる僕と 甘さにおびえ始める君 人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 独り占めしたくて 君を濁らせてしまう
yuji
5月29日読了時間: 1分


サクセス
けだるい朝だった いつもの朝だった どんな朝を迎えても 最初に心の声がやってくる おしゃべりする暇はない 無視をして家を飛び出す ベルが鳴るホームへ駆け上がり 閉まりかけの防犯扉に滑り込む 気分はスパイ映画の脱走シーン 今日のミッションをクリアして 後は満員電車の他人に身を任せる 疑いもせず ためらいもせず 心の声に隙を与えないように 耳をふさぐように雑音を集める まだ未来はいくらでもあるからって 心の声を黙らせながら生きてきた 面接官に長所と短所を聞かれた 長所は自分を誤魔化せること 短所は自分を誤魔化していること さあ、面接官よ どう思う 俺は合格か不合格か
yuji
5月24日読了時間: 1分


恋人の顔をして
今日も悲劇が画面の中で音を立てている 「なぜ」で「どうして」をかき混ぜるように 私の今日は昨日見たニュースの記憶程度で 「なぜ」が「どうして」を「どうでもいい」にして こんなに幸せでいいのかな 幸せすぎて怖いぐらい そんなセリフの後に事件が起きる ドラマの場面 もう怖くないでしょ 幸せじゃないでしょ 安心でしょ 愛は見えますか 涙は隠せますか テレビは消せますか 恋人の顔をして 恋人の名で呼んで そして抱きしめて もう何度目の「好き」のフレーズ それでも求めてしまう おねがい もう一度言って
yuji
5月19日読了時間: 1分


マジックアワー
画面の45度を狙う 魔法に見えない魔法で 仕方なさそうに 魔法にかかるテレビがあった アンテナを伸ばして 右へ左へと振り回して 空を飛びまわる 君の声を捕まえる電話があった どうだい 魔法みたいな今日はあるかい おとぎ話 みたいな恋に触れているかい 今日僕が唱えた呪文で まだ明日を変えられるの 胸に手を当てて 呼吸を感じたのはいつの事だろう 悲しみを振り払う魔法は分からないけど 夢を見る魔法なら枕元にいつも用意している そんなことしか言ってあげれないけど 赤い糸をたぐるように 君の腰に手を回す
yuji
5月14日読了時間: 1分


リバース クロック
時計の針が逆回転する時計がある 金星ですら逆に回ってる空の下で 何の役にもたたない星空を眺めてしまう 乗り込んだ車体にブレーキはない 本命と宿命を乗り違えたとしても 胸のハンドルひとつで回り込んでいく 正義を気取って投げつけた言葉が 誰かに隠れた私の背中を そっと 正しさのナイフで刺してくる リバース クロック 鏡に映った逆向きの私が真実で 見せたい私が息苦しくて 愛の告白 口にすれば楽になれるの 嫌いな私が ほら 一番許せなくて 一番欲しくて
yuji
5月9日読了時間: 1分


永遠は続く
あんなに欲しいと願った 孤独とか 明日とか差し引いても 欲しかった 選べるものから選んだ 訳じゃない 全部あったとしても 満たせない物 そして時というやつが流れて 手の中を あの時を見つめて どうして欲しかったのかと 永遠はない 終わりはある だから せめて 終わるまで 永遠であってほしい 疑いもせずに 手に入らないものばかり 輝やいている 触れなかったものだけが 綺麗なままで 時間のせいじゃない 僕が汚している 僕の言葉で 僕の仕草で 触れすぎたせいで いっそ 無くしてしまえば 綺麗に輝き続けるの 傷つけては 縫い合わせるような日々だけど 永遠はない 終わりはある それでも 隣で笑う君をみると 何も終わらせられない 終われない
yuji
5月4日読了時間: 1分


ジェリーフィッシュ
ミシン目で繋ぎ止めていた心の隅を 柔らかい手つきでもぎ取られていく チケットを握らされ 証拠を握られる 振り返る僕 出口も入口も見失う 満たされた水槽 同じ景色を泳ぐ人並み 見つめて見つめられて それだけを許し合って ここは 撮影禁止って書いてあるだけ 愛し方と愛され方が 触れたがっている ジェリーフィッシュ 硝子越しに見た誘惑 白さも突き抜けて 何も求めぬ失色の美しさ 水槽を眺めている 独り言を繰り返している ジェリーフィッシュ 時々泳いだふりをする 誰かの影が邪魔をして 隠し事が増えていく もう硝子をなぞりながら 水槽ごと掴みかけている
yuji
4月29日読了時間: 1分


守るべきもの
また約束を 自分との約束をひとつやぶった どうせ何も変わらないと 未来ごとゴミ箱へ 眠ることさえ 何のために目を閉じるのかと どうせ使い捨ての今日 二度と戻らない今日 君を悲しませていい理由なんて どこにもなかった 君の優しさに付け込んだ 自分が嫌いになっただけ そんなわがままで 君へサヨナラを口にしました 君は何も言わず 何も聞かず ただうなずくだけでした 拝啓 春の風はやさしいですね 君に偶然出会えそうな気がします 今、僕の横にいる人は 少しわがままだけど よく笑う子でね 毎日が慌ただしくて 手におえない時もあるけど いとおしく思えてね 相変わらずの僕だけど 君が言葉にしなかった約束 それだけは守りたくて 君はときどき 僕に会いに来るけど 僕も君に 会いに行けているでしょうか 春の風に吹かれているでしょうか あの時 去ったつもりの僕だけど 置いていかれたのは 僕で 守るべきものを 残していった君へ
yuji
4月22日読了時間: 1分


夜の約束
指に飾る宝石 過去の恋を付けたり外したり あの日の約束を ため息で飾ったくすり指 一人のほうが楽だからって 言ってみたけど 恋意外に何をすればいいのか 分からない 悲しい時ばかり 決意をしてきた ほずれた糸を ちぎっては またほどけていく 私の決意 約束の傷跡だけが残る 指先に 包帯を当てる仕草で また指輪を 守りたいものは 守れないもの あなたとした 夜の約束 「また明日ね」を 待っている オーダーメイドした 指先だから 私はまだ あなたに抱かれている
yuji
4月18日読了時間: 1分


始発
運ばれていく 勇気じゃない方の道へ 選んだはずの道は 逃げ道って書いてある そんなふうに 朝が来るまで夜を使い続けた 遮断機の音に 慣れきった僕らの踏切 つり革につかまった僕の未練 高架下に捨てるつもりだったけど 改札の中にまで連れてきて 結局、今日を生きる理由にしている 左に消えていく街の景色 右目で後追いする僕の気持ち 恋の終着駅 そんなお洒落な駅 見たくない 降りたくもない 始発にゆれる僕は 君との始まりだけを 降りられずにいる
yuji
4月11日読了時間: 1分


二時間半の私
こんな朝になることは分かっていた それでも昨日を逃げるように今日にした 汚れた部屋の隅を ただ見つめるだけで 分かりすぎて ごめんねって思う 少しうまくいっていた 恋だとか夢だとか 積まれた本の 最初をめくってばかりで 見とれてるだけの私は 映画館の通路側 どことなく他人事な 二時間半の私 「帰りたくない」って 言えばよかった 言わせてほしかった 「寂しい」って 思えばよかった 不自由になればよかった えっ 綺麗でしょ? 心に刺さらない映画の私 ちゃんとエンドロールが流れている
yuji
4月6日読了時間: 1分


三流
歴史から学べることが一つあるって 聞いたんだ 人は学ばないって事 歩き方なんて 考えもしなかった だって 歩いてるし 歩けてる したいように してきた訳じゃない なりたいように なってきた訳じゃない なるように なってきた 違う明日が来ると思っている 変わらないと って言いながら 愛し方なんて 考えもしなかった だって 愛してるし 君がそこにいる あの日願った 君さえいればって 願いは 叶えてもらっただろ まさか 忘れてないよね ちゃんと お礼はしたかい ちゃんと 約束は守っているかい 次の願い事をしていないかい どこか 三流みたいな願い方で まだ 願っている
yuji
3月30日読了時間: 1分


青くなる言葉たちへ
書き残した言葉は その言葉のまま残る どこからどう見ても変わることはない しかしながら言葉は普遍ではない 朝焼けなのか 夕焼けなのか 恋なのか 愛なのか 同じように見えて 意味を違えてくる 感じ方を変えてくる 言葉を並べ続けたなら いつか美しい言葉を残せるだろうか 恋を沢山すれば いつか素敵な恋をするだろうか どうだろうか 5年後の3月、今の言葉たちを見返したとき 「青いな」と呼べたらいい 愛情と懐かしさを持ってそう呼びたい 5年後の3月にまた会おう 青くなる言葉たちよ
yuji
3月25日読了時間: 1分


Middle 8
電話一杯に 寂しさを詰め込む君 君の寂しさを 分けてもらえたようで 僕の胸は温まる 歌を聴くように 君のお話を聴く 世界に一曲だけの ありふれた名曲を 僕のコーラスで 寂しさは 恋しさですか? そんな問いで 困らせてみたいけど 君の歌は 終わることを知らなくて 僕の歌は サビを迎えられずにいる いっそ迎えに行くよ その寂しさを 電話越しなら言えそうで 君の寂しさはミドルエイトなのか 僕はサビを歌ってしまいそうだ
yuji
3月18日読了時間: 1分


適温
プラネタリウムを貼り付けた朝に出会う 気付かれないように窓をそっと開ける まだ「好き」の意味がlike程の赤さで こちらをのぞきこむように右と左だけに 今日が綺麗だとは言わない それでも後回しにしてきた 今日が苦しいとも言わない それでも気付き始めている 冷たい部屋の中でふわふわと浮かぶ湯気 珈琲の温もりは少し冷ましたぐらいが お好みで、そのままでいてくれたらと 両手で包んでみるけど それでもふわふわと 愛にも温度があるみたいで それでもうまく計れなくて 愛にも適温があるみたいで それでも冷める気配が無くて まだ触っちゃいけない気がするんだ それでも温もりを感じたくて 恐る恐る口元に運んでしまう そして優しく息を吹きかけてみる 今日が綺麗だとは言わない それでも本気じゃないからって 今日が苦しいとも言わない それでも恋ってどんなだっけ 一口、ほんの一口だけ触れてみる 仕方がないくらいに染込んでくる どうしよう どうしよう
yuji
3月12日読了時間: 1分


ムード
情熱を口に噛み 言葉が熱を帯びる。 口のしじまに 吐息だけが息をしている。 画廊のような世界が紡ぎ出されては、 逃げ道を失うほどに マスターピースを受けてしまう。 そんな一瞬が 秒数を数え始めても、 ゼロの境地を超えられない。 彗星のシグナルを 受信するよりも先に、 心がムードを感じ取ってしまう。 未来を放棄したわけじゃないのに、 過去をすべて奪い取られていく。 今この、 口づけに。
yuji
3月6日読了時間: 1分


レジスタンス
負けた事は認めている こんなに痛いんだね 負け方を選んでいる 負けも悪くはないって たどり着いた自販機 押したいボタンが分からなくて 流れもしない涙を 流し込んでいる こちらを散々あおって 背中を押したくせに 突然、自分で自分の過去を人質にとるような 夜の車両で役柄を終えた人達に出会う 結局 そんな景色しか味方にならなくて そうやって敗者の振りばかりで そうやって敗者になれずにいる 誰かを抱いて眠れば 越えられない夜はなかったのに 自分で自分を抱いても越えられない そんな夜を知った 俺は敗者におびえたレジスタンス それでも 逃げだしそうな俺の背中をつかんだ レジスタンス
yuji
2月28日読了時間: 1分
bottom of page