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自画自計
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朝焼けの一番星
気が付けばソファーで眠りに落ちていて そんな具合に落ちた恋だから 体も心もどこか感じ取れていなくて 昨日見た誰かの夜空 正直うらやましくて あんなに恋を求めて 夜空を探し歩いたのに 諦めかけた朝焼けに 一粒だけ咲いていた 午前五時の空に残っていたのは一番星 朝焼けに呑まれそうになっているけど 夜の始まりに咲く星々の輝きよりも 孤独な一番星の輝きは美しく見えて そうやって君を見つけたんだよって 伝えたら 君は曇り顔になるのかな 君との会話を終われずに「おやすみ」が 言えないまま迎える朝焼けのビタースウィート 夜に咲くのは寂しさで 明日に咲くのが恋で 気が付けば君だけしか見えなくなっていた
yuji
5 日前読了時間: 1分


愛を身代わりに
恋の落ち方 教えてくれそうな そんな瞳の君に 聞いてみたいんだ 愛をどこに隠して 微笑んでいるの 秘密をそっと 耳打ちされるような そんな声で 好きだと伝えても この世界を 明日を ただ誤魔化すだけで イヤフォンを分け合う様に 君の世界を 半分だけ見せてくる 残り半分は触れない 分かり合っている 君と僕は似ている 愛を身代わりに 恋を楽しむような 愛無じゃ生きられない それでも 愛だけじゃ生きられない
yuji
9月13日読了時間: 1分


サボテンの花
どこにでもある気がしていた 見たくはないけどよく目にする それでも探し方は書いてなくて ダイヤモンドより見つけにくくて 氷は氷のままじゃいられない 溶けることを 溶け方を気にしている 大切なものは沢山あるけど 今はそれ一つあれば構わない そんな瞬間に出会ってしまうと 砂時計を倒してしまうんだよね 欲しい物を手にしたとき 叶えたい夢をかなえたとき 何を感じるのか 何を求めるのか そればっかりはそうなってみないと サボテンの花は夜に咲くらしい 夜に咲くのにはちゃんと訳がある 僕らと似ているね 寂しがり屋だね
yuji
9月5日読了時間: 1分


ドラマ
噛みついてみた 孤独に耐えきれなくて 結局噛みつかれて 孤独を味わされる 黙ってみた 両手で耳をふさぐように つまらなそうな顔をされて 消えていった 日曜の終電車みたいな そんな夜しか来なくて 残しておいた道を歩いてるのか 残された道を歩かされてるのか 今日を我慢して ソファーに倒れ込む もう動きたくない そんな気分に襲われる 歩道橋の端っこで 月が引っ掛かっている 一段飛びで駆け上がる 息を切らせながら もう月は空高くに行ってしまってるけど 自分を許す事止めたんだ 逃げ道はあったけど 今夜は君との過去に頼らなくても眠れそう ドラマの場面じゃ ここで誰か現れるけど ドラマの場面に映らない そんな毎日で それはテレビだからって 誰か言ってたけど あの恋愛ドラマより もっとドラマな恋を知っている
yuji
9月1日読了時間: 1分


メリーゴーランド
君はね 信じたいものを信じるかい それとも 信じれるものを信じるかい 意地悪な質問だね ごめんね 僕はね 切なさを歌いたいのか それとも 歌うから切なくなるのか メリーゴーランド 回し続けている ダッシュボードに閉まって置いたこの気持ち 開けたのは君で 取り出したのは僕で 恥ずかしそうに微笑む君 まさかね 愛って呼ぶには苦しくて 恋って 噛みつきたくて 好きは選ばない 選べない たぶん これは三度目の恋じゃない
yuji
8月25日読了時間: 1分


私と夢、私と恋
今が嫌いなわけじゃない でも 今のままでいいわけじゃない 一人で座るには自由すぎる席に案内されて 肩を寄せ合うカップルを横目に 運ばれてきた料理が寂しげで 遠くで一人座る誰かを見ている 恋を諦めたわけじゃない 冷めたコーヒーの味みたいな今日で 冷まし方と飲むタイミングを間違えただけ そんな言い訳みたいな恋ばかり 飲み終えたカップの底に 溶け切れなかったシュガー 外は誰かを想う色に染まり始めている 空も街も溶けていくように あなたに伝えたい言葉がある 私に言っておきたい言葉がある 今が嫌いなわけじゃない でも 今のままでいいわけじゃない きっと そうなんだと思う
yuji
8月18日読了時間: 1分


非常階段
小声で言うのはやめて 謝るように下を向くのはやめて たぶん悪いのは私で たぶん愛し過ぎた私のせいだから 罪をかぶるのはやめて ありがとうって言うのはやめて もう好きじゃない そう言ってくれれば楽になれるのに 非常階段の真ん中あたり 覚えているのは あなたの温もりじゃなくて 冷えた階段のざらつき これが最初で最後の場面 せめて二人だけのエンドロールを あなたの最後の顔が あなたの最後の言葉が分からなくて どうやってここまで帰ってきたのか 思い出せずにいる 私に残されたものは あなたの名前がついたただの数字 コートも脱がずにベッドの上であなたの履歴を眺めている もう他人なの もう会えないの いつまでも終われないエンドロール
yuji
8月11日読了時間: 1分


僕らのスタンダード
引かれたレールの上に夢や希望があった 誰もが歩けそうなレールの上を ニューミュージックのエイトビートが 僕らの足取りを後押しした いつしか「POP」なんて呼び合って 僕らの常識が 僕らの今日が 僕らの恋が POPに染まった どこで間違えたの どこで踏み外したの 僕らのスタンダード 最終話はいつもハッピーエンドだったのに 恋する事に恋をしていた そんな僕らだった 未熟さと不器用さを愛してた 傷つかないように 傷つけないように 白手袋をした鑑定士の振る舞い いつしか 友達みたいな距離感ばかりで 嫉妬も寂しさも 電車のベルで手を離せない そんな僕らはどこへ 何に気づいたの 何を知ってしまったの 僕らのスタンダード 夢の続きはいつもノンフィクションだったのに
yuji
8月5日読了時間: 1分


Still
最後に言おうと決めていた 全てを伝え始める前から 神様を見たことはないけど 愛ならはっきりと見たんだ 最初に聞きたい事 知らなくてもいい事 最後に聞いてしまう事 知ってはいけない事 そんな最初と最後の間を ぐるぐると行ったり来たり 見た物は触れてみたいんだ 触れたら見えてくる物がある 最初に感じた事 それは忘れられない事 最後に感じる事 それは忘れてしまいたい事 まだ 伝えられず 触れられず 見えたまま
yuji
7月31日読了時間: 1分


No unhappy
大丈夫って言ってみる 言い聞かせている どこまでが大丈夫なのか よく解らないけど 売れ残りみたいな私の気持ち なぐさめては 痛みをかばうように 大切に抱いている 不幸にならいつでもなれる そう思えたら 今はまだ不幸じゃない そんな気がしてきた 感情のない刺激に慣れすぎていないか 手触りの無い温もりに触れすぎていないか 綺麗ごとを辞めようか 夢の終え方とか 嘘のかばい方とか 欲しい物を口にしようか 神様の助けとか 君の寂しさとか 私はここで何をしているのだろうか 口を閉じながら 歌を歌っている
yuji
7月26日読了時間: 1分


この恋フィフティー・フィフティー
優しい午後を見つめるジャズの音域 ギンガムチェックの薄い格子に触れて 捨て猫を拾い上げた両手のように 置き場所を無くした私を毛布で包む オブラートのような白いカーテンが 夢の続きを夢の中で見るように揺れて あなたとの距離を 測れない温度を 割り切れなくなるまで感じ合ってみる 見えてきたものは二つに一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー 午後の憂鬱はもう沈み始めている 触れた気持ちが 赤く焼けていく 火照りを隠すように恋に化粧をさせて 動けない二人 シルエットが伸びていく 何も聞こうとはしない二人で一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー
yuji
7月21日読了時間: 1分


まだ僕には書けない詩
空の色を選べずに 青空にゆううつを感じて 古びた煙突が突き刺さった景色に 無言のままの僕がいる そして君の微笑を思い浮かべ 劣等感を抱きしめて 等身大の僕をなぐさめている イヤフォンから流れる誰かの恋心 重ね合わせるような物語が僕にはあるのか イヤフォンから流れる誰かの寂しさ 僕の寂しさはどの歌と一緒なのだろうか 青いだけの空に煙突が突き刺さっている プレイリストを眺めたまま
yuji
7月13日読了時間: 1分


マイル
車を止めて ボンネットを開ける 焼けそうなこの胸に 呼吸をさせる 空がこの道を走るような地平線 見つめた先は 確かに星の表面で アクセルを踏み込む感触 押し返す胸の反動 君へ向かう最短距離は もう重力を失い始めている 今日の僕は 君に何マイル進んだの 星を駆ける胸の音 君も気づく頃 君にたどり着くのは 僕が先か 僕の想いが先か
yuji
7月8日読了時間: 1分


エラーコード
呼吸のひとつもまともにできない 主導権を完全に握られた感情 触れては消えて 見つめては光る チカチカと音を立てる蛍光灯 愛の加害者が 恋の被害者へ落ちていく 問われているのは 寂しさの在りか ありきたりの仕草を アリバイにして 都合のいい言葉を 証拠に貼り付ける 慣れた指先で打ち込んだパスワード エラーコードが本音を誘っている いつもの夜が いつも通りにならなくて 問われているのは 寂しさの在りか ためらいも 恥じらいも 夢の続きも 明日の事も 薄らいでいく ソファーの隅で 呼吸を感じ合えたなら
yuji
6月30日読了時間: 1分


サヨナラのあと
今日のサヨナラの後 次の約束は交わしたけど 同じ気持ちで会えるだろうか 変わらずに変わっていく それだけなのに 二度目の君は 瞬きを繰り返している こちらをちゃんと見ている 僕がいて君がいる それだけなのに 恋人になる日の夜 歩幅を合わせてみる まだ恋人じゃない最後の素振り 愛しては愛される それだけなのに 君と僕の第四話は 夢の続きが知りたくて 同じ朝を迎えたがっている サヨナラがいらなくなる それだけなのに
yuji
6月24日読了時間: 1分


うわさ話
売れる歌と 売れたい歌は 違うらしい 進みたい場所と たどり着く場所は 違うらしい 着たい服と 似合う服は 違うらしい 忘れたい事と 忘れてしまう事は 違うらしい あと何を間違え続けたら 明日を 違う明日に出来るのだろうか 自分を自分でなぐさめたって 明日を上手に生きれるようになるだけで 昨日聞いたうわさ話が今日には真実になる 着たい服を着て 歌いたい歌を歌った人は どこにたどり着くのだろうか 何を守れたのだろうか 今夜の僕は 売れるためなら何でもする そう思われても構わない いや、そう思われたい
yuji
6月18日読了時間: 1分


愛を名乗るものよ
窓の外が明るくなると 部屋の暗さにきづく 誰かの成功を見ると 自分が間違いに見えてくる そんな僕に 微笑をくれる君を見ると なんだか 間違いのままの僕が 正解のように思えてきて 新しい過去が見れずに 古びた未来がやってくる 愛なしで生きてみたり 愛なしじゃ生きれなかったり 愛を名乗るものよ 気まぐれなのか必然なのか 愛を名乗るものよ 弱さに付け込まないでくれ 広い空の下で 浅い呼吸を繰り返しているから 昼下がりのあくびが 生き方を教えてくる 都会へ乗り込んだ僕は この星の住人なのかさえ 疑いながら 確かめながら 口元をおさえている この後、この席を立った後 忘れるんだろうけど 今日とか明日とかじゃない 今、苦しいんだ 愛を名乗るものよ 君が全てなんだと言ってくれ 愛を名乗るものよ どうして寂しさも連れて来るの
yuji
6月11日読了時間: 1分


言の葉が息をする
君の言葉を集めてみる 落ち葉を拾う少女のように 両手いっぱいに抱いた落ち葉を 空高く飛び立たせる この星で音を立てた言葉は ヒラヒラと地球へ帰っていく 肩先に一枚の落ち葉が残る クルクルと指先で回してみる 張り裂けそうな胸の痛み 張り裂けてはくれない胸の痛み いつも半分しか見ていない気がする 葉っぱの表だけとか 手帳に挟むように 思い出に閉じ込めた君の言葉は まだ張り詰めている まだ繋がっている 糸電話ぐらいの距離で そこにいる 言の葉が息をする 君の声で
yuji
6月4日読了時間: 1分


マーブル模様
人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 僕の表面を音を立てず滑らかに進んでくる 渦を巻くように 心に回り込んでくる 優しく正しさを失い マーブル模様を描く 好きと伝えただけなのに君に欲張りを教えてしまう 不安を確かめるように 熱を帯びていく指先 熱を感じれば感じるほど 唇で閉じ込めようとする 僕の部屋に君の気配が溶けて 夜の湿度を変えていく そうやってキャラメル色に染まっていく 甘さいっぱいの苦さか 苦さいっぱいの甘さなのか 求め合えば合うほど どちらでも構わない 二度と黒と白には戻らない そして戻れない 苦さにおびえる僕と 甘さにおびえ始める君 人生がコーヒーだとして 君がやっぱりミルクで 独り占めしたくて 君を濁らせてしまう
yuji
5月29日読了時間: 1分


サクセス
けだるい朝だった いつもの朝だった どんな朝を迎えても 最初に心の声がやってくる おしゃべりする暇はない 無視をして家を飛び出す ベルが鳴るホームへ駆け上がり 閉まりかけの防犯扉に滑り込む 気分はスパイ映画の脱走シーン 今日のミッションをクリアして 後は満員電車の他人に身を任せる 疑いもせず ためらいもせず 心の声に隙を与えないように 耳をふさぐように雑音を集める まだ未来はいくらでもあるからって 心の声を黙らせながら生きてきた 面接官に長所と短所を聞かれた 長所は自分を誤魔化せること 短所は自分を誤魔化していること さあ、面接官よ どう思う 俺は合格か不合格か
yuji
5月24日読了時間: 1分
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