新・呼吸
- yuji
- 11月14日
- 読了時間: 1分
苦しみを少し抜けて 病み上がりの足取りが
僕の視界を拾う
前に進むことを許された顔で
僕は言葉を選び始める
僕が僕を許せずとも この街が僕を認めている
君との別れを受け入れた時の様に
僕にあらがい 街にあらがえず
小さな僕を知る
詩など書きたくもない
そんな気分で
詩を書いている今
まるで感想文のような手紙で
論文の様な契約書で
苦さが口いっぱいに広がり鼻を刺す
夜が来ると知っている だから今日を始められる
愛があると信じている だから恋を始めてしまう
これだけが今の僕




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