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自画自計

散文歌


Still
最後に言おうと決めていた 全てを伝え始める前から 神様を見たことはないけど 愛ならはっきりと見たんだ 最初に聞きたい事 知らなくてもいい事 最後に聞いてしまう事 知ってはいけない事 そんな最初と最後の間を ぐるぐると行ったり来たり 見た物は触れてみたいんだ 触れたら見えてくる物がある 最初に感じた事 それは忘れられない事 最後に感じる事 それは忘れてしまいたい事 まだ 伝えられず 触れられず 見えたまま
yuji
8 時間前


No unhappy
大丈夫って言ってみる 言い聞かせている どこまでが大丈夫なのか よく解らないけど 売れ残りみたいな私の気持ち なぐさめては 痛みをかばうように 大切に抱いている 不幸にならいつでもなれる そう思えたら 今はまだ不幸じゃない そんな気がしてきた 感情のない刺激に慣れすぎていないか 手触りの無い温もりに触れすぎていないか 綺麗ごとを辞めようか 夢の終え方とか 嘘のかばい方とか 欲しい物を口にしようか 神様の助けとか 君の寂しさとか 私はここで何をしているのだろうか 口を閉じながら 歌を歌っている
yuji
5 日前


この恋フィフティー・フィフティー
優しい午後を見つめるジャズの音域 ギンガムチェックの薄い格子に触れて 捨て猫を拾い上げた両手のように 置き場所を無くした私を毛布で包む オブラートのような白いカーテンが 夢の続きを夢の中で見るように揺れて あなたとの距離を 測れない温度を 割り切れなくなるまで感じ合ってみる 見えてきたものは二つに一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー 午後の憂鬱はもう沈み始めている 触れた気持ちが 赤く焼けていく 火照りを隠すように恋に化粧をさせて 動けない二人 シルエットが伸びていく 何も聞こうとはしない二人で一つの未来 この恋フィフティー・フィフティー
yuji
7月21日


まだ僕には書けない詩
空の色を選べずに 青空にゆううつを感じて 古びた煙突が突き刺さった景色に 無言のままの僕がいる そして君の微笑を思い浮かべ 劣等感を抱きしめて 等身大の僕をなぐさめている イヤフォンから流れる誰かの恋心 重ね合わせるような物語が僕にはあるのか イヤフォンから流れる誰かの寂しさ 僕の寂しさはどの歌と一緒なのだろうか 青いだけの空に煙突が突き刺さっている プレイリストを眺めたまま
yuji
7月13日


マイル
車を止めて ボンネットを開ける 焼けそうなこの胸に 呼吸をさせる 空がこの道を走るような地平線 見つめた先は 確かに星の表面で アクセルを踏み込む感触 押し返す胸の反動 君へ向かう最短距離は もう重力を失い始めている 今日の僕は 君に何マイル進んだの 星を駆ける胸の音 君も気づく頃 君にたどり着くのは 僕が先か 僕の想いが先か
yuji
7月8日


エラーコード
呼吸のひとつもまともにできない 主導権を完全に握られた感情 触れては消えて 見つめては光る チカチカと音を立てる蛍光灯 愛の加害者が 恋の被害者へ落ちていく 問われているのは 寂しさの在りか ありきたりの仕草を アリバイにして 都合のいい言葉を 証拠に貼り付ける 慣れた指先で打ち込んだパスワード エラーコードが本音を誘っている いつもの夜が いつも通りにならなくて 問われているのは 寂しさの在りか ためらいも 恥じらいも 夢の続きも 明日の事も 薄らいでいく ソファーの隅で 呼吸を感じ合えたなら
yuji
6月30日
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