top of page
自画自計

散文歌


一度きりのMUSIC
占いの様な天気予報が外れて 左手に持った傘がうなだれる 折り傘はずるい気がしてる 堂々と当てに行く 持つか 持たないか 好きか 嫌いか 不器用な気持ちを転がして 出た目に沿って歩いてきた 僕には僕のメロディーがある 僕にしか踏めないリズムがある 一人じゃ生きられないのに 一人の時間が好きだなんて お気に入りのプレイリストじゃ 今夜の孤独を騙せなくて 左手はコード 右手はピック 傘は45℃に 肩を鳴らす 胸の鼓動をドラム代わりに まだ誰も聴いたことのない 暗い夜道に五線紙を引いて 迷いを吐き出すように 僕が僕に聞かせる 一度きりのミュージック
yuji
3 時間前


リーガル
僕と同じだけ 今日の空がある いい天気だなと感じる 誰もが思う事 誰でも思う事 僕じゃなくても思う事 頑張らなくていいとか 休めばいいとか 言葉だけなら溢れている 休むことと 怠けることは違うって 赤い文字の注意書き 勝ち方とか 負け方とか知りたいのに 戦わない事が正解だなんて この空も あの月も 流れ星でさえ 僕らは触れてきた それなのに 愛だけは上手に掴めない 愛の居場所すら分からずに いつも間違いながら いつも戸惑いながら 両手で水をすくうような 愛せば愛するほど 君を幸せにできるのなら いくらだって愛せるのに
yuji
9月23日


朝焼けの一番星
気が付けばソファーで眠りに落ちていて そんな具合に落ちた恋だから 体も心もどこか感じ取れていなくて 昨日見た誰かの夜空 正直うらやましくて あんなに恋を求めて 夜空を探し歩いたのに 諦めかけた朝焼けに 一粒だけ咲いていた 午前五時の空に残っていたのは一番星 朝焼けに呑まれそうになっているけど 夜の始まりに咲く星々の輝きよりも 孤独な一番星の輝きは美しく見えて そうやって君を見つけたんだよって 伝えたら 君は曇り顔になるのかな 君との会話を終われずに「おやすみ」が 言えないまま迎える朝焼けのビタースウィート 夜に咲くのは寂しさで 明日に咲くのが恋で 気が付けば君だけしか見えなくなっていた
yuji
9月18日


愛を身代わりに
恋の落ち方 教えてくれそうな そんな瞳の君に 聞いてみたいんだ 愛をどこに隠して 微笑んでいるの 秘密をそっと 耳打ちされるような そんな声で 好きだと伝えても この世界を 明日を ただ誤魔化すだけで イヤフォンを分け合う様に 君の世界を 半分だけ見せてくる 残り半分は触れない 分かり合っている 君と僕は似ている 愛を身代わりに 恋を楽しむような 愛無じゃ生きられない それでも 愛だけじゃ生きられない
yuji
9月13日


サボテンの花
どこにでもある気がしていた 見たくはないけどよく目にする それでも探し方は書いてなくて ダイヤモンドより見つけにくくて 氷は氷のままじゃいられない 溶けることを 溶け方を気にしている 大切なものは沢山あるけど 今はそれ一つあれば構わない そんな瞬間に出会ってしまうと 砂時計を倒してしまうんだよね 欲しい物を手にしたとき 叶えたい夢をかなえたとき 何を感じるのか 何を求めるのか そればっかりはそうなってみないと サボテンの花は夜に咲くらしい 夜に咲くのにはちゃんと訳がある 僕らと似ているね 寂しがり屋だね
yuji
9月5日


ドラマ
噛みついてみた 孤独に耐えきれなくて 結局噛みつかれて 孤独を味わされる 黙ってみた 両手で耳をふさぐように つまらなそうな顔をされて 消えていった 日曜の終電車みたいな そんな夜しか来なくて 残しておいた道を歩いてるのか 残された道を歩かされてるのか 今日を我慢して ソファーに倒れ込む もう動きたくない そんな気分に襲われる 歩道橋の端っこで 月が引っ掛かっている 一段飛びで駆け上がる 息を切らせながら もう月は空高くに行ってしまってるけど 自分を許す事止めたんだ 逃げ道はあったけど 今夜は君との過去に頼らなくても眠れそう ドラマの場面じゃ ここで誰か現れるけど ドラマの場面に映らない そんな毎日で それはテレビだからって 誰か言ってたけど あの恋愛ドラマより もっとドラマな恋を知っている
yuji
9月1日
bottom of page