top of page
自画自計

散文歌


愛は誰の事
忙しさに しかめ面してみせたけど やっと手に入れた休日は 大したこと無くて 自由に ため息つかれて 思い出じゃ生きれない それは過去の事 祈りだけじゃ生きれない それは神様の事 本当に 欲しいと願うものが無いと 無駄な物集めてしまう 今日もまた 愛に似た ビニール傘 星空だけじゃ眠れない それは孤独の事 涙だけじゃ救われない それは今日の事 こんな夜に 君は何を願うのだろうか 一番使いづらくて 一番儚くて 愛が最終手段なくせして ねぇ 愛はこの手ですくう物なのか 愛に救われるのか 愛は誰の事 問いかけては 問い直されていく これが僕の愛なのか
yuji
12 時間前


未来は恋のあとで
あの頃、空飛ぶ車 宇宙を旅する船 感情を持ったロボットに恋をする そんな映画が流行っていた どうだい、描いた通りの未来 そこまで来てるじゃないか こんな未来で満足かい 秘密警察に スーパーヒーロー この星を救うのは誰だろう 公園のベンチで昼寝するあの人なのか 僕はと言えば、この恋に忙しくて 君が秘密警察だとしても 救ってほしいのは僕の未来 でも、君はロボットなんかじゃない 僕のピンチに現れたりしないから それでも君のピンチに僕は現れたい 空も飛べないこの気持ち 手渡しで 君を守りたい 君に愛されたい
yuji
10月11日


モールス信号
襲ってくる痛みでもない 湧き上がってくる喜びでもない 心の深い所に沈んでいる感情 海底に落ちて行ったあの船の様な 浅い眠りも 深い眠りも それは眠りだとして 今日の僕は生きたと言えるのだろうか かすかな音で呼びかけてくる モールス信号に似たリズムで 祈ったり 胸に手を当てたり そんなセンチなことしない 僕の事は僕で何とかするつもりだけど 答えない今日が過ぎていく 的外れな生き方を乗せて 僕じゃない誰かへ向けて モールス信号が鳴っている
yuji
10月6日


一度きりのMUSIC
占いの様な天気予報が外れて 左手に持った傘がうなだれる 折り傘はずるい気がしてる 堂々と当てに行く 持つか 持たないか 好きか 嫌いか 不器用な気持ちを転がして 出た目に沿って歩いてきた 僕には僕のメロディーがある 僕にしか踏めないリズムがある 一人じゃ生きられないのに 一人の時間が好きだなんて お気に入りのプレイリストじゃ 今夜の孤独を騙せなくて 左手はコード 右手はピック 傘は45℃に 肩を鳴らす 胸の鼓動をドラム代わりに まだ誰も聴いたことのない 暗い夜道に五線紙を引いて 迷いを吐き出すように 僕が僕に聞かせる 一度きりのミュージック
yuji
9月30日


リーガル
僕と同じだけ 今日の空がある いい天気だなと感じる 誰もが思う事 誰でも思う事 僕じゃなくても思う事 頑張らなくていいとか 休めばいいとか 言葉だけなら溢れている 休むことと 怠けることは違うって 赤い文字の注意書き 勝ち方とか 負け方とか知りたいのに 戦わない事が正解だなんて この空も あの月も 流れ星でさえ 僕らは触れてきた それなのに 愛だけは上手に掴めない 愛の居場所すら分からずに いつも間違いながら いつも戸惑いながら 両手で水をすくうような 愛せば愛するほど 君を幸せにできるのなら いくらだって愛せるのに
yuji
9月23日


朝焼けの一番星
気が付けばソファーで眠りに落ちていて そんな具合に落ちた恋だから 体も心もどこか感じ取れていなくて 昨日見た誰かの夜空 正直うらやましくて あんなに恋を求めて 夜空を探し歩いたのに 諦めかけた朝焼けに 一粒だけ咲いていた 午前五時の空に残っていたのは一番星 朝焼けに呑まれそうになっているけど 夜の始まりに咲く星々の輝きよりも 孤独な一番星の輝きは美しく見えて そうやって君を見つけたんだよって 伝えたら 君は曇り顔になるのかな 君との会話を終われずに「おやすみ」が 言えないまま迎える朝焼けのビタースウィート 夜に咲くのは寂しさで 明日に咲くのが恋で 気が付けば君だけしか見えなくなっていた
yuji
9月18日
bottom of page