進まない自由
- yuji
- 6月24日
- 読了時間: 1分
今まで前進してるのか
後退してるのかも
気付かずに過ごしてた
時計の針が進むこと
明日の天気が変わる事
季節が変わることで
僕も進んでると思ってた
毎日が必死で
倒れ込むように
一日を終えてた
それだけでも十分だと思ってた
ある日
何の予定もない休みを迎えた
起床の時間は
目が覚めたとき
今日は何をすればいいんだっけ
今日は何をしたいんだっけ
自由になった瞬間に
心が黙り込んで
全く反応しない
あれだけ休みがほしいと
叫んでた心が
お望み通り停止してる
外に出てみた
家の前には大きな道路
歩道は左右に伸びている
右か左に行ける
どっちに行きたいのか
どっちに行けばいいのかわからない
どっちにもいく理由が無い
良い事も悪い事も
喜びも悲しみも
どちらでもない日
こんな日をどう過ごせばいいのだろうか
現状維持は後退だなんて言葉を覚えた
ならば転ぶことも前進と呼べるだろう
休日とは
どっちにどう転ぶかを
準備する日
そんな日にしてみる
僕の心は納得してくれるかな




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